
「手数料で損をしたくない」「たくさんあって選べない」
ビットコイン投資を始める際に、どの取引所を選べばいいか迷っていませんか?
本記事では金融庁認可の国内業者4社を厳選し、投資の目的に応じた選び方を解説します。
積立投資向けや取扱銘柄が豊富な業者など、きっとあなたのニーズに合った取引所がすぐに見つかります。
ぜひ最後まで読んでみてください!

ビットコイン販売所の選び方|押さえるべき3つのポイント

ビットコイン販売所を選ぶ際、押さえるべきポイントは3つあります。
・国内の金融庁認可業者を選ぶ
・手数料を比較して選ぶ
・自分の投資目的で選ぶ
国内の金融庁認可業者を選ぶ
ビットコインを安全に取引するには、金融庁に認可された国内の暗号資産交換業者(以下、業者)を利用しましょう。
これらの業者は厳格なセキュリティ基準と、資産管理体制に基づいて運営されています。
もしも万が一破綻したり、ハッキング被害が発生した場合でも、分別管理によって顧客の資産は保護される仕組みです。
一方、海外の業者は日本の法律による保護がなく、日本語サポートも不十分なケースが多くあります。
初めて投資をする方は、国内の認可された業者から選択するとよいでしょう。
手数料を比較して選ぶ
ビットコインの購入に関わる手数料は、以下の通りです。
・取引手数料:取引所でビットコインを売買する際にかかる手数料
・スプレッド:販売所でビットコインを売買する際にかかる買値と売値の差額
・積立手数料:自動積立サービスを利用する際にかかる手数料
・入出金手数料:日本円を入金、出金する際にかかる銀行振込等の手数料
これらは業者によって異なってくるため、しっかりと確認しておきましょう。
各種手数料や、販売所・取引所で購入する際の違い購入方法での違いは、以下の記事で解説しています。
初心者必見!ビットコインの買い方|販売所と取引所の違いを徹底比較
自分の投資目的で選ぶ
ビットコイン投資で何を重視するかは、人によって異なります。
業者ごとに異なる特徴があるため、自分の目的に適しているかを確認しましょう。
以降では、代表的な目的別に最適な業者を紹介していきます。
ビットコイン販売所おすすめ4選

ここからは、各業者の特徴と投資目的を踏まえて、おすすめのビットコイン販売所を4つ紹介します。
・BITPoint | ビットコインの積立投資を始めたい人向け
・GMOコイン | 必要な分だけ入金して購入したい人向け
・Coincheck | ビットコイン以外にも色々な仮想通貨を買いたい人向け
・bitFlyer | 大手の信頼できる業者で始めたい人向け
それぞれ異なる強みを持っているため、自分の投資スタイルに合った業者を選びましょう。
BITPoint|ビットコインの積立投資を始めたい人向け

引用:BITPOINT
BITPointの「ゼロつみたて」は、ビットコインの積立手数料が完全無料です。
他社では積立手数料だけが無料で、スプレッドは取られることが多い中、BITPoint はスプレッドも無料。
積立設定の際にユーザが決めることは、積立金額(5,000円以上から)だけです。
あとは銀行口座から自動で引き落とされるため、入金の手間もありません。
・積立頻度:「毎月」のみ(毎日や毎週は選べない)
・引落日:毎月27日(銀行口座から自動引落)
・買付日:翌月10日(指定の銀行口座から引き落とし)
ドルコスト平均法により、価格が高い時には少なく、安い時には多く購入されるため、価格変動リスクを軽減できます。
積立投資は感情に左右されず、機械的に買い続けられるため、初めて投資をする方におすすめです。
注意すべきポイント
注意点として、「スプレッドまで完全無料(ゼロつみたて)」になるのはビットコインだけです。
他の仮想資産を積立購入する場合は、「積立手数料」自体は無料ですが、購入価格にはスプレッドが含まれます。
ビットコイン以外の銘柄にも分散投資したい方は、スプレッド分のコストがかかる点を理解しておきましょう。
GMOコイン|資金をこまめに出し入れして管理したい人向け

引用:GMOコイン
買いたい時に必要な分を入金して購入したい方には、GMOコインがおすすめです。
GMOコインは、24時間365日対応の「即時入金サービス」により、買いたいと思ったらすぐに取引を始められます。
多くの金融機関のインターネットバンキングに対応しており、急な相場変動があっても「入金待ち」でチャンスを逃すことがありません。
しかも、この即時入金にかかる手数料は無料です。
さらに、GMOコインは「出金手数料」も無料であるため、利益が出たらこまめに銀行口座へ戻すといった資金移動もコストを気にせず行えます。
そのため、自分のタイミングで自由に資金を動かせる取引所といえるでしょう。
注意すべきポイント
即時入金サービスを利用するには、提携金融機関のインターネットバンキング契約が必要です。
ご自身の利用したい金融機関が対応しているか、事前に確認しましょう。
また、「こまめに出金して利益確定する」というスタイルは資金管理に最適ですが、仮想通貨の売却時には税金が発生します。
GMOコイン側の「出金手数料」が無料なだけで、売却で得た利益は「雑所得」として課税対象となるのです。
確定申告が必要になる場合があるため、税金のことを忘れないよう気をつけましょう。
Coincheck|ビットコイン以外にも色々な仮想通貨を買いたい人向け

引用:Coincheck
ビットコイン以外の仮想通貨にも興味がある方には、Coincheckがおすすめです。
ビットコインやイーサリアムといった王道の銘柄はもちろん、ニュースやSNSで話題になるような人気コイン(DOGEやSHIBなど)もいち早く取り扱っています。
「みんなが知っているコインがない…」と困ることが少ないため、トレンドに乗り遅れたくない初心者の方でも安心です。
実際に、Coincheck は単に取引銘柄を増やすだけでなく、「買い物やゲーム内の決済で実際に使えるかどうか」を重視して銘柄を選定する傾向があります。
過去のプレスリリースでは、新規上場と同時にNFT決済への対応を発表したり、役員インタビューで「経済圏(エコシステム)の創出」を戦略に掲げたりしています。
実用性を重視しているのは嬉しいポイントですね。
そのため、将来的にはビットコイン以外の仮想通貨も購入して「買い物やゲームで使ってみたい」という方に向いているでしょう。
注意すべきポイント
魅力的な銘柄が多いからこそ、購入方法には少し注意が必要です。
Coincheck のアプリを利用する場合、画面上の購入ボタンはデフォルトだと販売所からの買付になります。
アプリからの購入は操作が簡単な反面、スプレッドが発生する仕組みです。
取引所からの購入も可能ですが、他社アプリのようにワンタップで切り替えができません。
慣れないと分かりづらい場所にあるため、コストが気になる方は注意しましょう。
bitFlyer|大手の信頼できる業者で始めたい人向け

引用:bitFlyer
「とにかくセキュリティが心配」「みんなが使っている大手がいい」という堅実な方には、bitFlyer がおすすめです。
bitFlyer は2014年の設立以来、一度もハッキング被害に遭っていない、国内でも稀有なセキュリティ実績を持っています。
「ビットコイン取引量 国内No.1」の座を長年維持しており、多くの投資家に利用されています。
取引参加者が多いため流動性が高く、買いたい時に希望の価格で約定しやすいのも大手ならではのメリットです。
仮想通貨は一度盗まれると取り戻すのが難しいため「多少の手数料よりも、資産を守れる安心感が大切」という方におすすめです。
注意すべきポイント
bitFlyerでは、SOL(Solana)やBNB(Binance Coin)など一部の人気銘柄を取り扱っていません。
購入したい銘柄が決まっている場合は、口座開設前に公式サイトで取扱銘柄を確認しておきましょう。
また、日本円を出金する際には、金額や銀行に応じて所定の手数料(220円〜770円)が発生します。
そのため、こまめに出金するとコストがかかってしまう点には注意が必要です。
ビットコインを始める際によくある質問(FAQ)

ビットコインを始める際によくある疑問について、分かりやすく解説します。
・販売所と取引所形式はどう違うの?
・複数の口座を開設する必要はある?
・メインの口座を途中で変えられる?
・海外の業者は使ったほうがいい?
販売所と取引所はどう違うの?

販売所は、業者から直接ビットコインを購入する方法です。
操作が簡単で、購入したい金額を入力するだけですぐに買い付けることができます。
ただしスプレッドが発生するため、取引所形式に比べるとコストは高くなります。
取引所形式はユーザー同士で売買する方法です。
スプレッドがないため購入コストは安くなりますが、指値注文や板情報の見方など、板取引の知識が必要になります。
詳しい違いや使い分けについては、以下の記事で詳しく解説しているのでご覧ください。
初心者必見!ビットコインの買い方|販売所と取引所の違いを徹底比較
複数の口座を開設する必要はある?

口座を一つ開設すれば、ビットコイン投資を始められます。
必ずしも複数の口座を開設する必要はありません。
ただし、複数の口座を持つと便利な場合もあります。
例えば、メインで使っている業者で取り扱っていない銘柄を購入する場合や、積立投資と都度購入を別の業者で使い分けたい場合などです。
よって、必要性を感じたら追加で開設するという進め方で問題ありません。
口座開設自体は無料なので、慌てて複数開設する必要はないでしょう。
メインの口座を途中で変えられる?

メインで使う業者を変更することは、もちろん可能です。
新しい業者で口座を開設して、今後はそちらで取引を進めれば良いだけです。
ただしビットコインを新しい口座に移すには、送金手数料がかかります。
意外と高額になるケースがあるため注意が必要です。
1BTC = 1,500万円換算の場合、以下の通りです。
・GMOコイン:無料
・bitFlyer:0.0004 BTC ≒ 約 6,000 円
・Coincheck:0.0005 BTC ≒ 約 7,500 円
無理にビットコインを1つの口座にまとめずに、そのまま分散管理するのもよいでしょう。
海外の業者は使ったほうがいい?

日本国内で取り扱いのない銘柄を購入したい場合は、利用を検討しましょう。
海外の業者は数千種類のコインを扱っているため、国内業者では購入できない銘柄も取引できます。
ただし、金融庁の認可を受けていないため、万が一破綻した時に日本の法律で資産が守られないリスクがあります。
またトラブル時に英語でのやり取りが必要になるケースも少なくありません。
日本語に対応している業者もありますが、サポートの質にはバラつきがあります。
ビットコイン投資をこれから始めるのであれば、安全性の高い国内業者で十分に対応可能です。
そのため、最初から海外の業者を利用しなくてもよいでしょう。
まとめ

本記事では、仮想通貨取扱業者の選び方を解説しました。
ビットコイン販売所を選ぶ際は、金融庁に登録された国内業者から、自分の投資スタイルに合った業者を選びましょう。
最初の一歩は誰でも不安ですが、少額から始めれば大きなリスクを避けられます。
まずは一つの口座を開設し、実際にビットコインを購入してみましょう!